専業主婦の年金受給額が増やせる!?確定拠出年金とは?

確定拠出年金の最大のメリットは、税制の優遇です。

まず拠出額がそのまま控除となるので、拠出した分、所得税の節税になります。給料を受け取る際には、所得税などが引かれた状態であることを考えると、圧倒的に有利な投資です。

とはいえ、専業主婦の方にとってこのメリットは意味が無いかもしれません。なぜなら、専業主婦の方はそもそも所得がないorパートなどの収入があったとしても扶養の範囲で働いており課税対象にならないからです。

つまり、そもそも課税されていない専業主婦には、税額控除はメリットにならないということですね。

では、専業主婦にも関係のある税制優遇はあるのでしょうか?

答えは、YESです。

確定拠出年金は、運用期間中の運用益も非課税となります。こちらのメリットならば、専業主婦であっても享受できます。NISAが一定期間のみの非課税なのに対し、確定拠出年金は運用期間中ずっと非課税となります。そのことから、老後まで時間がある若年層には特にメリットがあるといえるでしょう。

一方、デメリットとなる大きな注意点は以下の2点です。

1)運用は自己責任

どの運用商品を選ぶかで、運用結果(受取額)が変わってきます。そのため、どんな商品で運用しているのか?を理解しておくことはもちろんですが、現在の運用状況も自身で把握しておく必要がありますね。

2)お金の自由度

あくまでも退職金の準備が目的となるので、60歳になるまでは拠出したお金を引き出すことが出来ません。そのため、運用途中で「住宅ローンの繰り上げ返済に使う」とか、「子どもの教育費に使う」といった用途変更が出来ないので、「老後のため」と目的意識を持って始める必要があります。

専業主婦でも退職金を準備できる確定拠出年金。賢く利用して、老後の安心が作れると良いですね!

 

すべての人にお金の教養を!

ファイナンシャルプランナー ロペオ

Leave a Reply

avatar
  Subscribe  
Notify of