ウォーレン・バフェット推奨商品か、それとも他の商品か
バフェットの推奨するS&P 500よりも『VTI』を推奨する理由
最近では、インデックスファンドへの投資はETFが主流です。そのなかで、もっとも推奨できるETFは、
バンガード社の「VTI」です。
S&P500を推奨するバフェット氏
バフェット氏が、推奨しているインデックス運用対象は、S&P500という指数に連動したファンドです。
バンガード社でS&P500という指数に連動するETFは、「VOO」です.
しかし、
バフェットが推奨するS&P500よりも、
CRSP USトータルマーケット・インデックスで運用する『VTI』を推奨します。
理由1 S&P500の頻繁な銘柄入替
S&P500は毎年銘柄入替を行っています。そもそも、頻繁な入替はパフォーマンスを下げる原因となるのです。急成長する新興企業を採用し、時代遅れの低成長企業を除外することで、リターンが上がるどころか、リターンを下げたことを意味するのです。新興企業は、投資家の利益にはさほど貢献しなかったのです。もちろん、新興の急成長する企業は、古い企業を上回るペースで成長します。しかし、その企業の株価は過剰に高騰し、投資家がその株式に対価を支払いすぎてしまうのです。その結果、まともなリターンは期待できないことが多いのです。
理由2 大型株のみのS&P500
S&P500が大型株のみを対象としていることです。
個別株投資なら大型株のみに投資をして、倒産リスクを避けるべきです。
しかし、ETFでひとまとめにするなら小中型株の倒産リスクはほとんど無くなります。
その上、ひとまとめにするなら大型株よりも中小株のほうがリターンが高くなるという研究成果があるのです。
大型株で運用されるS&P500よりも、『VTI』の方が小型株効果の面からも優れていると考えられるのです。
理由3 バンガード社による指数の価格決定権
『VTI』はバンガード社が初めて手がけたETFですその功績から、多くの投資家から信望されています。
バンガード社を選択することは、長期投資家のたしなみといっても過言ではありません。
指数の使用料についての価格決定権がバンガード社に委ねられていることです。
S&P500はバフェットも推奨する指標です。
その知名度から、指数の使用料の価格決定権は、S&Pグローバル社に委ねられています。
「VTI」の指数であるCRSP USトータルマーケット・インデックスは、アメリカ上場時価総額の99%に及んでい ます。S&P500がカバーしているのはアメリカ上場時価総額の75%です。事実、バンガード社は、2012年にベンチマークをMSCIから、FTSEとCRSP USトータルマーケット・インデックス変更しています。
もちろん、それは信託報酬費の削減という投資家の利益を目的とするものです。
あくまでも、個人的な考えです。
CRSP USトータルマーケット・インデックスとは
米国の株式市場に上場のほぼ100%を占める超大型から超小型に至る約4000の銘柄からなり構成される株式指数です。浮動株調整後の時価総額比率で加重平均した指数化したものです。
S&P500とは
S&P500は、ニューヨーク証券取引所、NASDAQに上場している銘柄から代表的な505銘柄を浮動株調整後の時価総額比率で加重平均し、指数化したものです
すべての人にお金の教養を
ファイナンシャルプランナー ロペオ
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