最高の子育て55・・・1
「最高の子育てベスト55」を読んで感じたこと
私も9歳と2歳の子をもつ親として、子育てについてを学ぼうと思いてにとりました。けっこう育児書をいろいろ読みましたが、この本はわかりやすくて良かったです。色んな海外で行われた実験結果などを元に書かれていて参考になります。
個人的に、子供をやる気にさせるには、頭がいいね!とかいい子だね!とかの才能を褒める褒め言葉はダメで、がんばったねとか上手にできたね!などとプロセスを褒めるのが良いというくだりは目から鱗でした。
私なり、目からウロコだった内容を抜粋してみます。
「6歳までの時期を重視する」
理由は人生のなかで最も変化が大きい時期だからです。
脳の90%は生後5年間に発達するのです。
生後6ヶ月未満でも、何かが変だと感じます。血圧と心拍数が上がり、ストレスホルモンであるコルチゾールの値も上昇します。
「最初の1年」でストレス反応システムが発達する
赤ちゃんにストレスがかかる(コルチゾールの数値を上昇させる)要因は月齢によって変化します。
- 新生児 抱き上げるだけでコルチゾール値が上昇する。
- 3ヶ月 抱き上げてもストレスではないが、医師の診察はストレスに。
- 6ヶ月 医師の診察と注射によるコルチゾール反応が減少する。
- 9ヶ月 信頼できるベビーシッターと2人きりになっても、コルチゾール値が
ほとんど上昇しない。
- 13ヶ月 コルチゾール値を上げずに怒ることができる。
「パパの語りかけ」は
お腹の中までは届かない。
誕生前の赤ちゃんにパパの声は聞こえないのです。
お腹の赤ちゃんにはママの声しか聞こえません。
心音や雑音混じって、ママの体の中ので 反響して拡大された音が子宮内の胎児に届くのです。
聞こえなかったとはいえ「夫の語りかけタイム」は夫婦の愛情と絆を育む時間となります。
子供を泣きやませるには(・・?
誕生してから最初の3ヶ月は「妊娠第4期」とも呼ばれます。
他の霊長類と比較すると人の子どもはもっと子宮で過ごしてもよいのに、頭が産道を通れるうちに早めに誕生することになったのです。
このころは、新生児が子宮外の生活に楽になじめるように、
子宮内に似せた環境をつくるとよいと言われています。
赤ちゃんを安心させる「5つのスイッチ」
- おくるみ
- 横むき・うつぶせ
- 「シーッ」という声や音
- ゆらゆら
- おしゃぶり
スキンシップで「ストレス値」を下げる
最初の数か月は、赤ちゃんと絶えず触れ合いましょう。
触れ合うことでハッピーな気分になります。愛情のこもったスキンシップは、赤ちゃんの認識力と情緒の安定をうながすため、非常に重要です。
触れることで神経伝達物質の放出をうながされ、それに連動して神経系がしずまり、赤ちゃんのコルチゾール値、つまりストレスホルモンの値が下がります。
触れると脳に「安心」の信号が送られるのです。
恐ろしい事ですが、毎日スキンシップがない赤ちゃんは、ぼんやりと空(くう)を見つめるだけになってしまいます。ストレス反応システムが損なわれ、次々に悪影響がおこります。
つづく・・・
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