違法と合法とグレーゾーンとは・・・
「脱税」「節税」「租税回避」
「脱税」という言葉は聞いたことがあると思います。
また、「節税」という言葉も聞いたことがあると思います。
それでは、「租税回避」はどうでしょう?
聞いたことがあるでしょうか?
脱税とは
脱税とは、課税される要件があるにも関わらず、
これを故意に隠して、課税を不法に免れようとする行為です。
例えば、売上をわざと除外したり、架空の経費を計上したりして、
所得を圧縮する行為は脱税となります。
脱税の罰則はかなり厳しく、延滞税、加算税、刑事罰の3つがあります。
節税とは
節税とは、税法が予定している範囲で税負担を減少しようという行為です。例えば、必要経費を適切に計上して課税所得を圧縮したり、税額控除などを利用して税金の額を少なくすることは、税法によって認められた行為ですので脱税にはあたりません。
むしろ、余分な税金を支払って資金繰りに窮してしまわぬよう、積極的に利用していくべきものです。
租税回避とは
租税回避とは、税法が想定していない形式で税負担を減少させようとする行為です。
脱税が、課税される要件がありながらこれを隠す行為であるのに対し、租税回避は課税要件をくぐり抜けるためだけに、通常ではありえない不自然、不合理な取引形態を採用することを言います。
つまり、法の抜け穴を突いて、課税を逃れようとする行為と言えます。
俗にいう「タックスヘイブン」ってやつです。
税の世界はあくまで「租税法律主義」、つまり法律に定められず税を徴収されることはないというのが大前提です。
そのためこれまでも、租税回避を巡って様々な争いが行われてきました。
たとえ租税回避に該当する行為であっても、課税する法律がないのであれば、
課税することは適当ではないと判断したということです。
一見すると、「租税回避を認めるなんて不公平だ」と思うかもしれませんが、
法律に定められていないにも関わらず税を課されるとすれば、そちらの方が不公平だと思います。
脱税、節税、租税回避の違いがお分かり頂けましたでしょうか?
要する、知っている人はあの手この手、利益や儲けを
「自分の手元にどうやって残すか!」のすべを知っているのです。
節税は金持ちや社長だけの話しでしょ・・・
とか
納税は国民の義務だから・・・
とか
難しい話しは、と初めから聞く耳を持たない。
なんて
実にもったいない話しですよ。
俺ら私らには関係ない。
それは、大きな間違いです。
誰にでもその方法や使える道があるのに実にもったいない。
銀行に100万円、普通預金に1年間、置いているだで、いくら金利が付くとおもいますか?
8円
この8円にも20%の税金がかかります。
昔は良かったって、昔話に花を咲かせるのも良いですが、今すべきこと昔話は分けて考え「知らない!」すべては自分に跳ね返ってくる。
例えば、同じ家賃で支払っている金額が同じでも、
支払った税金が全額返ってくる。
(住宅ローン残高と所得よって変動しますが)
住宅ローン控除なるものがこの世には存在します。
節税は悪い事でも違法でもありません。
合法で認められた権利で全ての人に色々と節税を使えるチャンスです。
知らないと損しますよ。
しかし、無知、不知でやりすぎると無駄遣いをしかねないのでご注意を
特に脱税の場合には、最悪の場合には懲役まで課されてしまいます。
不安であれば必ず顧問税理士に相談し、申告や納付は必ず適時・適切にするようにしましょう。