セカンドライフの変化

社会保障費が上がり、年々、年金受給額が減ってきています。

年金だけでは不足してしまうため、生活費はそれまでに貯めていた預貯金、そして退職金を使っていくことになります。

私の祖父母の時代は、平均寿命が72歳くらいでした。(昭和50年頃)当時は60歳定年も多かったため、セカンドライフは約10年強ということになります。金利も高かったため、退職金を銀行や郵便局に預けていれば、利息で孫にお小遣いをあげられた時代です。年金と退職金でセカンドライフを過ごすことは、今ほど大変ではありませんでした。

では、現在はどうでしょうか?「老後格差」や「下流老人」などの言葉も珍しくなくなってきました。退職後、20年以上あるセカンドライフを安心して送るには、計画的なお金の使い方が重要になってきます
セカンドライフは思っていたよりも現役時代と比べて支出が変わりません。税金や保険料の支払いもありますので、退職したからと言って支出が急に減る訳ではないのです。

<毎月の収支のマイナス分
毎月の支出  23万円
ご夫婦の年金 20万円(マイナス3万円)と仮定

*退職から平均寿命までの20年で計算
月3万円×12ヶ月×20年=720万円

*退職から30年で計算すると…
月3万円×12ヶ月×30年=1080万円

平均寿命までの20年で計算しましたが、年々、平均寿命は延びています。毎月の収支のマイナス分を試算する際は、少し長めに25年、30年などで計算されておくと、さらに安心です。

また、社会保障費(保険料)も年々上がり、受け取れると思っていた年金額も少なくなる可能性があります。そして消費税も上がり、物価も上がったらどうでしょうか?

セカンドライフの生活費を考える際は、余裕を持って試算するようにしてください。

 

すべての人にお金の教養を!

ファイナンシャルプランナー ロペオ

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