イノベーションを起こす3つの本質
イノベーターに共通するのは、アクションを起こそうという
「強い意志」があることだ。
その姿勢は、日本のイノベーションの歴史に名を刻む、
ソニーの井深大、
パナソニックの松下幸之助、
ホンダの本田宗一郎の創業者3人の逸話からも見て取れる。
日本を代表するイノベーションであるウォークマンは、
創業者自らが「欲しい」と思うものを実現したことで生まれた。
ウォークマンは1979年に誕生し、音楽を持ち運べるようにして世界のライフスタイルを大きく変えた。その開発の発端は、希代のマーケターと称される盛田昭夫と並ぶ、
もう一人のソニー創業者、井深大の「小型のテープレコーダーに、再生だけでいいからステレオ回路を入れてくれないかな」
という一言だった。
当時の井深は日本と米国を飛行機で往復する日々だった。
技術者である井深自身が、既存技術の組み合わせで新たな価値を創造するきっかけを作った。
「絶対に売れる」という強い確信から数々のイノベーションを起こしたのが、
「経営の神様」といわれる松下幸之助だ。
例えば1927年に参入したアイロン。
当時、日本でアイロンは価格が4~5円で業界全体で月に1万台売れる程度の商品だった。
だが、幸之助は従来のものより品質で劣らず、かつ市場より3割安い商品を、自社単独で月1万台作るように指示。
読みは的中し、幸之助のアイロンは大ヒットにつながった。
テレビでも、開発陣の考えた値付けに納得せず、お茶を運んできた女子社員の声を参考にした逸話もある。一連の発言は、低価格で良質な商品を大量供給する幸之助の「水道哲学」に集約される。その根底には、顧客起点で製品を生み出せば社会は確実に良くなるという確信があった。
そして、自動車修理工場、ピストンリング製造という2つの起業を経て、ホンダを興した本田宗一郎の場合はどうか。ホンダ創業は41歳の時。前身の本田技術研究所を設立した際、発電用エンジンを見て、自ら独自の自転車用補助エンジンの開発に着手した。
3人の偉人が持ち合わせていたのは、それぞれ
「Want(欲する)」
「Believe(確信する)」
「Do(とにかくやる)」という3つの強い意志だ。
ホンダの創業は遅かったが、小さい頃からクルマが好きで、第1の起業でエンジン修理を大量にこなし、第2の起業で部品を作った。この蓄積がユニークなエンジン開発や、日本で最後発の4輪車メーカーながらF1に参戦するという偉業を支えた。
夢を追い続け、まさに「得手に帆を揚げて」あきらめずに信じたことをやり続けた。
すべてのイノベーションは、最初は個人の情熱から始まる小さな挑戦にすぎない。その後、顧客や社会と向き合う中で常に商品やサービスを修正し、磨き続けることで、大きなイノベーションにつながるのだ。
「イノベーションとは何か」
一人ひとりが前向きに、とにかくアクションを起こすことだ。
「とにかく“Do”が必要なんだ!(自己中心的)と思われても始めることが大切」
すべてのイノベーションは、そこから始まる。
立ち上がれ 日本株式会社!
10年後は半分の仕事がAIに取って変わられると言われる中、我々、個人自体も変化に適応しているように、とにかく今以上に自分を変える為の”DO”をやることが必要です。
さらに現状に満足せず進化し続けるていく事も大切だと思います。
すべての人にお金の教養を!
ファイナンシャルプランナー ロペオ
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