住宅ローンを借りる際に、陥りがちな4つの落とし穴4

落とし穴4:「金利上昇しても、返済額は5年間変わらず」を誤解

変動金利型の住宅ローンを提供している多くの銀行では、
以下の内容の「5年ルール」「125%ルール」を導入しています
(適用されるのは元利均等返済のみ)。
金利上昇に備え、家計の負担急増をやわらげる2つのルールの盲点
5年ルール:仮に金利が上昇しても、5年間は毎月の返済額は変わらない
125%ルール:5年ごとに毎月の返済額は見直されるが、仮に金利が上昇しても、
毎月の返済額の上限は前回返済額の1.25倍以内とする
誤解して覚えているがために、この2つのルールが落とし穴になるケースがあります。
金利上昇時も、返済額は5年間変わらないが。実は元金への返済が減っている!
変動金利型の適用金利は年2回見直されていますが、
5年ルールがあるために、毎月の返済額は5年間は変わりません。
なかには、このことをもって「金利が変わらない」と勘違いをする人もいますが、
あくまでも変わらないのは毎月の返済額です。
住宅ローンを組むと、元金部分と利息部分の合計金額を毎月返済することになります。
金利が上昇した場合は以下のように、元金返済部分と利息部分の支払額を変えて
毎月の返済額を一定にしているのです。
最初の半年間:返済額10万円(元金部分6万円、利息部分:4万円)
6か月目から :返済額10万円(元金部分5万円、利息部分:5万円)
2年目から: 返済額10万円 (元金部分4万円、利息部分:6万円)
上記のように、「10万円」という毎月の返済額は変わりませんが
金利上昇した場合は、利息部分の支払いが増え元金への支払いが減ってしまっているのです。
続く・・・
すべての人にお金の教養を!
ファイナンシャルプランナー ロペオ

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