投資信託にも色々あるけど・・・
◎投資信託にも色々あるけど、まともなものは少ない
日本国内だけでも約6,000本もある投資信託ですが、資産形成のために買うに値するものは全体の1%くらいだと思います。
残念ながら、およそ99%はボッタクリのダメ商品です。
複雑で高コストな投資信託や、長期的な資産形成には適さない毎月分配型の投資信託ばかりなのが実情です。
また、さらに残念なことに、販売会社が必死にそういうダメ商品ばかりを売りつけていることと、
買い手のお金の教養不足で、そのようなダメ商品がかなり売れているのも事実です
「国内株式・国内債券・国内不動産・海外先進国株式・海外先進国債券・海外先進国不動産・海外新興国株式・海外新興国債券・海外新興国不動産・コモディティなど、様々なアセット」に投資するものがあり、他にもそれらを織り交ぜて一つの投資信託にパッケージ化している場合もあります。
また、運用スタイルにも、
市場の平均値と同じ動きを目指すインデックス型
市場の平均値を上回ることを目指すアクティブ型があったりと、まぁ、色々とあるわけです。
◎投資信託にかかるコスト
購入(販売)手数料
投資信託を買うときに支払うもの。
購入金額の1~3%程度の場合が多いですが、
基本的にはノーロードの投資信託以外買ってはダメでしょう。
運用管理費用(信託報酬)
投資信託を保有している期間中ずっと支払い続けるもの。
年率換算で保有している投資信託評価額の1~3%の場合が多いですが、0.2~0.9%のような低コストな商品もあります。
基本的には1%以上する投資信託は買ってはダメでしょう。
信託財産留保額
投資信託を解約するときに支払うもの。売却にかかる内部コストを残された受益者に負担させないように、去っていく投資家が残す純資産です。売却金額の0.1~0.3%程度の場合が多いですが、すぐに売るつもりがない場合は、高い方がいいかもしれません。0%の場合もあります。基本的にはあまり気にしなくてもよいと思います。
主にこの3つが、投資信託にかかるコストになります。
◎購入手数料は0円が基本だけど、インターネット利用が必須
コストが高いほど品質が悪い、なんてこともあります。
ただし、銀行や郵便局(ゆうちょ銀行)の対面型の窓口販売では、
残念ながらノーロードの投資信託は買えません。
ノーロードで買うためには、ネット証券などの口座を開設し、
インターネット上でお金を扱う必要があります。
インターネットでお金のやり取りをすることに抵抗感を持っている人も多いようですが、
このハードルを越えることができないと、ノーロードの投資信託は買えません。
そのことを理解・納得し、セキュリティ上のリスク等も許容したうえで、
私はネット証券を利用しています。
◎もっとも注目すべきコストは運用管理費用(信託報酬)
投資のリターンは不確実ですが、コストは事前に分かるので、なるべく抑えたいものです。
特に運用管理費用(信託報酬)でしょう。
これは、保有している投資信託の純資産から毎日引かれるものです。
一日あたりに直すと気づかないくらいのコストですが、
仮に約1億円の投資信託を保有していて、その運用管理費用が1%なら年間で約100万円
かかります(1日当たり約2740円)。
銀行の預金金利なんかを考えると、1%だとしても「安い!」とは言えませんよね。
コストに関してはシビアに考えた方がいいでしょう。
すべての人にお金の教養を!