過保護は逆に奪ってしまう・・・
「与え過ぎると奪うことになってしまう」というお話です。
【得るものを変えたければ、与えるものを変える】
これは間違いなく、真実だと思います。
しかし、与えることばかりを意識してしまって、与えすぎることによって奪っていることを忘れがちです。
とくに、人を育てるときには、気を付けなければなりません。
例えば、エサを与えられて育った動物は、野生に戻ったら自分でエサを得る力を奪われてしまいます。
なんでも与えられて育った子供は、自立する力を奪われてしまいます。
良かれと思って、悲しい経験や苦しい経験をさせないようにする代わりに、喜びや達成感などを
奪っているかもしれません。
植物も、水を与えすぎると根が腐ってしまいます。
人間の身体も、栄養を摂り過ぎると肥満になってしまいます。
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もし、自分がいなくなっても尚、幸せに生きていけるように、
時にはグッと耐え、厳しく見守ることが必要な時もあります。
「お金をただ与えるだけでは人を堕落させる。努力している人に援助することが本当の慈善である」
by アンドリュー・カーネギー(アメリカの実業家・鉄鋼王)
目的や想いを忘れずに、与えていけたらいいと思います。