最高の子育て55・・・最終
最も効果的なしつけは、
「きっぱり」かつ「温かく」
―子育ては「民主型」を目標にする
親の子育てスタイルが、一生を左右する
次のような子どもに育ちやすい、子育てスタイルがあります。
- 自立心が強い
- 自信がある
- 社会的能力が高い
- 不安が少ない
- 落ち込みにくい
こういった子どもの親は、子どもの要求に上手に協力的であり、厳しくも敬意をもって親の
ルールを守らせます。この子育てスタイルを「民主型」と呼びます。
親から受ける影響は20~50%と言われています。
4つの「子育てスタイル」
-
独裁・支配型の親
厳しくて、温かみがない
厳格なルールを持ち、説明なしに命令に従うことを子どもに期待する。
子どもは概して行儀がよいが、「自制心」という極めて重要なスキルの発達が遅れる。
また、善悪の判断基準が、内在する規範ではなく処罰の脅威という外部からの制圧によるため、
道徳の判断力が劣る。
「さあ、帰るわよ」 「そこまでにしなさい。いますぐ謝りなさい。」
「まだお腹が空いているの?おやつは食べたでしょ。1つだけというルールよ」
-
民主型の親
厳しくて暖かい。
関りを持ち、反応が良く、高い期待をする。
ルールを作るときは子どもを話し合いの輪に入れ、ルールを破ったらどうなるかを明示する。
罰するのではなく教えることで、しつけをする。
「あと5分で帰るわよ」 「あと1回すべり台をすべったら、コートを着なさい」
「まだお腹が空いているのね?ぶどうか、チーズを1つ食べてもいいわよ」
-
消極・受け身型の親
温かいが厳しくない。
子煩悩で親子の会話が多いが、甘やかす。対立を避けたがり、規律を嫌がるので、親のルールを施行しない。
子どもは自己評価が高いが衝動的で、ドラッグやアルコール依存症になりやすく、学校でトラブルに巻き込まれやすい。
「さあ、帰る時間よ、いいわね?」。それでまだ遊んでいても、親は座ったまま。
「まだお腹が空いているのね?わかったわ、なんでも好きなものを食べなさい」
-
無関心な親
厳しくもなく温かくもない。
子どもには最低限のものは与えるが、それ以外は関わらない。
こういった親に育てられた子どもは非行に走りやすい。
自分の「子育てスタイル」を決める
民主型は時間がかかり、労力も忍耐力も必要です。
失敗を覚悟して次回もトライするぐらいの気持ちで挑戦しましょう。
場当たり的に対応するよりも、子育てスタイルを決めておくと、やりやすいです。
民主型を目標にしつつもあくまで基準のひとつと考えて、柔軟に対応しましよう。
子どもの「生まれつきのタイプ」を知る
―タイプに合わせた子育てをする
子どもには「生まれつきの性格」がある
子どもには、それぞれの気質があります。
冷静でクールで落ち着いた赤ちゃん
変化を好まない赤ちゃん
興味を示すと頭っから突っ込む赤ちゃん
これらはすべて、生まれつきの性格です。
気質の9つの特徴
①活発さ、②規則正しさ、③新しい環境への反応の仕方、④変化に対する順応の速さ、⑤喜怒哀楽の激しさ、⑥機嫌の傾向、⑦注意のそれやすさ、⑧粘り強さ/注意持続時間、⑨五感の敏感さ
赤ちゃんには生まれ持った気質があり、その気質は子ども時代を通じてほとんど変化がなく、 親の影響は限られていること、子育てに影響を与える事がわかっています。
刺激を好きな子と嫌いな子がいる
65%の子どもが以下の3つのタイプに分類される。(これ以外は混合型)
- 柔軟・ラクな子ども(40%)
- 短気・活発・難しい子ども(10%))
- 慎重・打ち解けるのに時間がかかる子ども(15%)
気質に「優劣」はない
本読み、語りけ、親子の接し方など6歳までが重要しらないとあとで取り返せなんですね。
親子のきずなは最初が肝心!肝に銘じて子育てに励みたいです。
詳しくは、本編をお読みください。
最後に、
子は親の鏡
けなされて育つと、子どもは、人をけなすようになる
とげとげした家庭で育つと、子どもは、乱暴になる
不安な気持ちで育てると、子どもも不安になる
「かわいそうな子だ」と言って育てると、子どもは、みじめな気持ちになる
子どもを馬鹿にすると、引っ込みじあんな子になる
親が他人を羨んでばかりいると、子どもも人を羨むようになる
𠮟りつけてばかりいると、子どもは「自分は悪い子なんだ」と思ってしまう
励ましてあげれば、子どもは、自信を持つようになる
広い心で接すれば、キレる子にはならない
誉めてあげれば、子どもは、明るい子どもに育つ
愛してあげれば、子どもは、人を愛することを学ぶ
認めてあげれば、子どもは、自分が好きになる
見つめてあげれば、子どもは、頑張り屋になる
分かちあうことを教えてあげれば、子どもは、思いやりを学ぶ
親が正直であれば、子どもは、正直であることの大切さを知る
子どもに公平であれば、子どもは、正義感のある子に育つ
やさしく、思いやりを持って育てれば、子どもはやさしい子に育つ
守ってあげれば、子どもは、強い子に育つ
和気あいあいとした家庭で育てれば
子どもは、この世の中はいいとろだと思えるようになる。
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