老後は遠い先の話しと思っていませんか?
老後の生活費はどのくらいかかるか?
生活保険文化センター「生活保障に関する調査」平成22年度によると、老後に必要となる資金は、
・ゆとりある老後生活費・・・月約36.6万円
・最低日常生活費・・・・・・月約22.3万円となります。
加えて、「国民生活基礎調査」/平成22年によると、
高齢者世帯の平均所得額・・・約月25.7万円(仕送り収入・勤労収入を含む)となっています。
皆さんの中には、
「老後に月に30万円も使うはずがない」と考えている方もいらっしゃると思います。
【以下に実際に定年した方の老後の生活費を載せます。】
項目 |
金額(月額) | 適用 | |
保険料 |
健康保険料 | 26,700 | 介護含む |
国民年金
保険料 |
14,960 | 妻が60歳
になるまで |
|
グループ
保険保険料 |
2,400 | 1,000
万円 |
|
医療保障の
保険料 |
7,100 | がん保険
医療保険 |
|
火災保険料 | 1,110 | 家財 | |
任意保険 | 0 | 自動車は
保有なし |
|
公共料金等 |
水道光熱費 | 35,000 | |
新聞代 | 4,100 | ||
電話代
(固定電話) |
2,100 | ||
電話代
(携帯電話) |
16,000 | 夫婦
それぞれ1台 |
|
ケーブルTV+
ネット等 |
10,500 | ||
税金 |
所得税 | 1,400 | |
住民税 | 3,750 | 一律10% | |
固定資産税 | 10,000 | 年間
12万円 |
|
自動車税 | 0 | 自動車は
保有していない |
|
マンション
関連費用 |
管理費・
修繕積立費 |
23,000 | |
駐輪場 | 200 | ||
駐車場 | 0 | 自動車は
保有して いない |
必須の出費の合計は「158,320円」となります。加えて
項目 |
金額(月額) | 適用 | |
生活資金 | 食費 | 60,000 | 一人一日あたり
1,000円 |
夫・妻小遣い | 40,000 | ||
被服費・娯楽費等 | 18,000 | ||
医療費 | 12,000 | ||
雑費・家事用品等 | 12,000 |
を合計すると「300,320円」となります。
人生100年時代、老後の生き方もアップデート
「止まらない長寿化」
平成29年7月に厚生労働省から簡易生命表(平成28年)が公表
最新の平均寿命が発表されました。日本人の平均寿命は続伸し、
男性が80.98歳(+0.23歳)
女性が87.14歳(+0.15歳)で、
引き続き主要な先進国の中でトップクラスの実績となりました。
でも、
将来計画を立案するうえで大事なのは平均寿命ではなく、平均余命なのです。
例えば55歳のオヤジたちの平均余命は28.02年、つまり今55歳のオヤジたちは83.02歳まで平均的に生きることを意味します。
同様に60歳の場合は83.67歳、65歳の場合は84.55歳となります。長く生きるほど平均余命は少しずつ長くなる傾向があります。
少なくとも平均的には65歳の定年退職後の人生が20年続くことを想定しなくてはなりません。
人生100年時代を生き抜くには
65歳以降も元気な方は可能な限り働いて収入を得てくださいということ。
もう一つは老後が長いということは投資期間も長いので、リスクをとって資産を増やす(お金にも働いてもらう)努力をしてください、ということです。
特に退職後は、小遣い欲しさから、毎月、高い分配金が受け取れるタイプの投資信託などで資産運用するシニアの方が非常に多いのですが、このタイプの投資信託(毎月分配型)は手数料が非常に高いので無容易に近づかな方がいいです。
働いて収入を得ているのであれば、
分配金を受け取る必要はなく利益などを繰り入れてくてる(再投資型)を選択していく方が長期の資産形成の最大のメリット「複利」の効果を受けることが必要だと思います。
すべての人にお金の教養を
ファイナンシャルプランナー ロペオ
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